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肝臓の働き・肝臓の病気

肝臓はどのような働きをしているのか?肝臓にはどのような病気がおこるのか?など肝臓について詳しく解説します。

   
カテゴリー「肝臓について」の記事一覧

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肝臓の血液検査の数値

肝臓の病気を早期に発見するために健康診断などで行われる血液検査で肝臓の異常を知ることできます。
肝機能の状態を知ることができる主な数値にはγ-GTP、GOT、GPTがあります。

γ-GTP

γ-GTPは肝臓や腎臓でつくられる酵素で、蛋白質を分解・合成する働きをしています。
肝臓では肝細胞や胆管細胞に存在しているため肝細胞が破壊されると、γ-GTPが血液中に漏れ出るため、数値が上がります。
つまり、γ-GTPの数値の上昇は肝臓や胆管の細胞が何らかの原因でダメージを受けて壊されている疑いがあることを表しています。

γ-GTPの正常値は男性で50IU/L単位以下、女性で32IU/L単位以下となっています。

特にγ-GTPはアルコールなどに反応してたくさん作られるようになるため、お酒の飲み過ぎによるアルコール性肝障害で数値が上がりやすい傾向があります。

GTP(ALT)、GOT(AST)

GTP(ALT)、GOT(AST)は共にアミノ酸を作り出す酵素です。
いずれも肝臓の細胞が破壊されると同じように血液中に流れ出し、数値が上昇します。
では、GTP(ALT)とGOT(AST)の大きな違いは何かというと、GTP(ALT)はほとんどが肝臓の細胞に存在しているのに対して、GOT(AST)は肝臓の細胞以外にも、心臓や腎臓の細胞、筋肉細胞、赤血球などにも存在しているということです。
このことから、GTP(ALT)とGOT(AST)の両方の数値が高い場合は肝臓の病気の可能性が高いですが、GTP(ALT)は正常値でGOT(AST)だけが高い場合は肝臓以外の心臓や筋肉細胞などに異常があると考えられます。
GTP(ALT)GOT(AST)診断
高い高い
肝臓の病気の可能性大
正常高い
⇒心臓や筋肉細胞の異常の可能性大

GTP(ALT)、GOT(AST)の正常値は30IU/L単位以下です。
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肝臓ってどんな臓器?

肝臓は横隔膜の下に位置する人体で最大の臓器で、重さは体重の約50分の1、体重60kgの人であれば約1.2kgの重さがあります。
右葉と左葉に分かれていますが、異なる働きをしているわけではなく同じ働きをしています。
肝臓
肝臓をさらに細かく見てみると、肝細胞が約50万個並んで六角形をした肝小葉という1つの単位を形成し、この肝小葉が450~500万個集まってできています。
肝小葉

肝臓の別名

肝臓は再生能力が高いため、少々の損傷があっても元に戻ります。
このため肝臓に異常があってもなかなか症状が現れることなく、自覚症状が現れた時にはかなり肝臓の病気の症状が進行していることが多ことから、「沈黙の臓器」と呼ばれています。
また、栄養素を代謝したり、有害物質を解毒したりと、生命を維持するための様々な化学反応を担っていることから「人体の化学工場」とも呼ばれています。
1つの肝細胞で500種類もの化学反応を同時に行っており、人工で同じ化学物質を作ろうとすれば、東京都と同じくらいの広さの工場が必要となるそうです。
このため、人工の肝臓をつくることは現段階ではまず不可能だということです。

肝臓と周辺器官との関係

小腸で吸収された栄養素は門脈と呼ばれる血管を通って肝臓に流れ込み、肝臓で人間の体で利用できる形に代謝されます。
また、肝臓は胆汁を生産する働きをしており、作られた胆汁は胆嚢に送られて貯蔵されます。

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プロフィール

会社名:
増田製薬株式会社
住所:
奈良県橿原市川西町429

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