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肝臓の働き・肝臓の病気

肝臓はどのような働きをしているのか?肝臓にはどのような病気がおこるのか?など肝臓について詳しく解説します。

   

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肝臓は有害物質を解毒する

私たちの口から入ってくる物は体に必要なものばかりではなく、有害な物質もたくさん入ってきます。
食品の品質を保持するために添加されている化学薬品や農薬など人工物質も人体にとっては有害な物質です。
肝臓にはこのような有害物質を無害な物質へ解毒してくれる働きがあるのです。

肝臓のアルコール解毒


肝臓で解毒する有害な物質の代表がアルコールです。
アルコールは胃や小腸から吸収されて肝臓に送られてくると、肝細胞が作り出した酵素の働きで酸化されて、まずアセトアルデヒドという物質に分解されます。
さらにアセトアルデヒドが酸化されて酢酸になり、最終的に二酸化炭素と水に分解されて体外に排泄れます。
この解毒の課程で生じるアセトアルデヒドが毒性が強く、これが全身にまわって脳にも到達すると悪酔いや二日酔いの原因となるのです。
肝臓はアルコール10mlを解毒するのにフル稼働して約1時間かかります。
ですから、飲酒量が多いと肝臓に多大な負担がかかるのは当然のこと、飲むピッチが早い場合も肝臓の解毒が追いつかず、急性アルコール中毒を引き起こす原因となるので注意が必要です。

また、肝臓は私たちが普段服用するかぜ薬や解熱鎮痛薬などの医薬品も酵素の働きで解毒しています。
薬が効果をあらわすのは、肝臓による解毒が追いつかなかった成分が血液に乗って全身を巡るからです。
ですから、薬の服用は体の症状を治癒・改善する反面、常に肝臓に負担がかかっているということも知っておきましょう。
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